お手入れを承った留袖の裾から比翼の裾が覗いてる光景はそう珍しい事ではなく、あるあるランキング上位に入ります。
表地と比翼地の収縮率の違いより起こる現象で、多湿のタンスの中に長期間保管されていたものによく見られます。
比翼は下着を簡略化させたもので、裾から下着が見えていることになり、よろしくない状態と言えます。
言わば、シミチョロ
結婚式場で着付け師さんに応急的に縫い止めてもらったご経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
対処法とては、一度身頃部分の比翼を外し、裾から見えないように5分(約2cm)程度控えて縫い直す事ができます。
ご着用の当日に慌てないよう、点検をしてみてください。